夜勤で求められる仕事内容

介護職の夜勤の仕事内容は各施設によって異なりますが、概ね1日分の勤務であれば夕方出勤して翌日の朝9時~10時頃までの勤務が一般的のようです。夜勤の勤務体制には、2交代制・3交代制があり、2交代制だとより夜勤の勤務時間は長くなります。そしてスタッフの数は日中よりも少なく、夜勤の方が1人当たり受け持つ利用者の数が多くなります。

主な仕事内容は、日勤者からの申し送りを受け、夕食の準備、就寝準備、翌日に使用するものの準備、夜間の巡回、翌朝日勤者への申し送り、といったところになってきます。夜間の巡回は何事もなければ平穏に終わりますが、ナースコールが鳴れば行かなくてはなりませんし、利用者の体調が急変すれば、少ない人数の中での判断・対応を迫られます。

そして巡回中にもおむつ交換や体位変換、トイレ介助などの業務を行います。中には俳諧する人もいます。俳諧中の転倒など、高齢者の場合大怪我につながる可能性もありますので、巡回中は常に気を引き締めておく必要があります。また失禁してしまった利用者がいる場合には、シーツ交換も行います。

勤務者が複数人いる場合は交代で仮眠をとりますが、自分1人だけで勤務している場合には仮眠をとりながらオンコール対応も必要になってきます。小さめの施設では、1人体制というところも少なくないので、請け負う時は責任重大です。起床後は起床介助も行います。着替えやトイレ介助などに加え、バイタルチェック、朝食の準備も進めなくてはなりませんので、朝になっても忙しさは続くでしょう。
体内リズムを整えるのが難しい中でこれだけの業務をこなす、となるとそう簡単なことではありません。しかし、それだけの報酬が出ることは確かです。夜勤が気になる方は、自分の労力と貰えるお金のバランスに納得できるかを考えてみるといいでしょう。